つちかひの唄歌词

[00:32.17]戦の跡に はる根の深く
[00:36.99]青草(あおくさ)育(そだ)たず 実りもなし
[00:41.76]路(ろ)ばたで種(たね)はむ 盗人(ぬすびと)あれば
[00:46.55]お前の手をのべ 語らった
[00:51.27]
[00:53.09]倦(う)まず弛(たゆ)まず耕(たがや)せよ
[00:57.90]今日蒔く種こそ明日(あす)の糧
[01:03.28]ヴィオラの月の満ちる頃
[01:07.43]今日蒔く種は萌(きざ)すだろう
[01:12.90]
[01:22.41]畝(うね)に連(つら)なる 芽のいとけなく
[01:27.29]畦(あぜ)より眺めるひと またひとり
[01:32.07]お前は遥々(はるばる) 沼の水引(みずひ)き
[01:36.82]みな肩並べて それを撒く
[01:41.59]
[01:43.53]倦(う)まず弛(たゆ)まず路(みち)引けよ
[01:48.14]今日撒く水こそ明日(あす)の糧
[01:53.52]チェロの輝き満ちる頃
[01:57.72]今宵の苗木は育つだろう
[02:03.05]
[02:22.47]刈(か)り入れ時に にぎわう子らは
[02:27.40]やがて父母の おもかげ宿す
[02:32.17]お前の姿は とうになく
[02:36.90]お前の言葉を 子らがうたう
[02:41.63]
[02:43.27]絶やさず忘れず尊べよ
[02:48.34]昨日の種こそ今日の糧
[02:53.72]ソルの温もり満ちる頃
[02:57.94]明日(あす)蒔く種を結ぶだろう
[03:03.35]
[03:22.43]血を分かつ者を 失へど
[03:27.14]蒼生(あおひとぐさ)に 水を分かちて
[03:32.07]日々を煩(わずら)ふ みなしごあらば
[03:36.77]私は手をのべ 語らおう
[03:41.60]
[03:43.07]絶やさず忘れず培(つちか)えよ
[03:48.08]いさかいの根を断ち切りて
[03:53.46]心に大地(ひろつち)育(はぐく)む限り
[03:58.28]明日(あす)蒔く種も実るだろう