或いはテトラの片隅で歌词

[00:00.000] 作词 : ユリイ·カノン
[00:01.000] 作曲 : ユリイ·カノン
[00:29.140]仄暗い校舎の塔屋を拔け出ば君が待っていた
[00:34.416]錆びたフェソスから望む街
[00:37.420]雨傘の咲く六月の事だった
[00:51.526]曖昧な雲から零れた
[00:53.956]陽が作る影は寄り添って
[00:56.751]「あの場所へ行こう」そう言って
[00:59.520]濡れた頬を拭い
[01:00.983]手を引いて歩く
[01:02.524]叶えられない約束だ
[01:07.722]生きる体温をくれた指が解けて
[01:10.805]形のない痛みに変わった
[01:13.600]心臓を落としたの世のどこか
[01:16.421]或いはテトラの片隅で
[01:33.270]古ぼけた病舎の階段
[01:36.065]ぺトリコール漂う夕暮れ
[01:38.651]「明日なんて来なくていいのに」
[01:41.446]遮断桿か降りてふたりを隔てた
[01:44.451]空を遮る高架に沿って
[01:47.220]過去を辿る足音ひとつ
[01:49.962]月を追う子供みたいに
[01:52.784]夢中駆ける君はいないんだ
[02:00.725]すべて茜に染まり落ちていく描写で
[02:03.833]傘を回して君は笑った
[02:06.628]歳月がこの日々を奪うなら
[02:09.450]大人になんてなりたくないだ
[02:12.532]いつか終わる命の途中で
[02:14.962]未完成な唄に君を綴った
[02:17.809]アイリスの咲く季節が巡り
[02:20.656]四十八月の雨が降る
[02:23.138]望まれない命だった
[02:26.090]君に逢うその日までは
[02:28.650]今ふたり繋ぎとめる
[02:31.523]この花の亡骸を葬る