アナクロニズム歌词

[00:00.707] 入道雲が　遠い遠いどこか
[00:06.425] 雨を落としていた
[00:20.332]
[00:25.817] 電源を落とすと不意に映った
[00:28.423] 青空と雲はもう輪郭を帯びてた
[00:33.138] 手のひらに収まってしまうような
[00:35.723] 無機質な僕の毎日は
[00:37.819] めまぐるしくって　なんだか見失いそうだ
[00:40.238]
[00:42.587] 流れる雲は空を泳いで
[00:46.871] どこから来たの？どこへ向かうの？
[00:51.002] 頭の中浮かんではまた
[00:56.266] 消えてしまいそうだった
[00:59.287]
[00:59.980] 必要のないものばっか溢れて
[01:02.728] どこかの誰かの　綺麗な思い出が乱反射して
[01:07.003] そんなの無くたって僕らは
[01:09.437] 笑えてたはずなのに
[01:11.583] 夕凪に刺す夜風が
[01:14.611] 淀んでいた僕を穿った
[01:20.409]
[01:33.217] 陽炎の向こうで光る世界を夢見てた
[01:37.820] 立ち止まって時々思うんだ
[01:40.623] 結局僕は何に触れて　何で笑って　何を思って
[01:45.195] どれくらいちゃんと今を生きていたろう？
[01:48.279]
[01:50.078] 夕立の近づく匂いと
[01:54.190] 砂浜につけた足跡とか
[01:58.483] 夏の音で目覚める朝も
[02:03.681] ここにある今だった
[02:05.314]
[02:07.396] 大切じゃないものばっか溢れて
[02:10.080] どこかの誰かと気付いたら同じになっていて
[02:14.427] 8月の空はいつでも
[02:16.791] 変わっていく僕らを
[02:18.926] 何も無かった夏にまた
[02:22.049] 連れ出してくれそうだ
[02:25.444]
[02:39.527] 突き抜ける青が届かなくなって
[02:43.607] 橙に染まった雲は溶け
[02:46.263] また過ぎていくけど
[02:49.562] あぁ僕たちの夏は
[02:51.507] 退屈しのぎなんかじゃなかったよな？
[03:00.350]
[03:14.774] 大切なものってなんだろう
[03:17.382] 今この場所でしか見れないものって何だろう
[03:21.710] そんなの見つからないかも
[03:24.212] それでも忘れずにいたい
[03:26.367] なんとなくじゃない　今を
[03:31.035] 今を　望んで生きていたい
[03:32.274]
[03:34.055] そうやって
[03:35.745] 目の前にしかない今を集めて
[03:38.454] どこの誰にも負けないくらいに燃やしていたい
[03:42.800] ちゃんとその目で見てよ
[03:45.272] 手を伸ばして触れてよ
[03:47.335] 顔を上げて歩いてよ
[03:51.373] Uh…
[03:52.141]
[03:53.646] そんなの無くたって僕らは
[03:56.154] 笑えてたはずなんだ
[03:58.454] 夏の夜風が心地よくって
[04:04.938] それだけで幸せだなって
[04:13.830] 思ってしまう僕は…
[04:20.271]