忘れ傘と涙雨
流れ彷徨う雨風に 身も心も錆(さび)つき往(ゆ)く
「帰趨(きすう)の地は何処か」と独り恋水(こいみず)落とすの
やがて宿す焔達が 天の滴(しずく)焼き消すとき
記憶手折(たお)り捨てて 雨さえも憎むのだろう
抗(あらが)い謳(うた)う涙雨(なみだあめ)よ 僥倖(ぎょうこう)の心を射る矢と成って
貴女を呼ぶ幼き瞳(め)の慟哭(どうこく)跡形なく消し去るの?
妖(あやかし)と生まれ変わって、煌(きら)めく遠い過去の匂いに触れたら
「会えるのでしょうか」
流れ揺蕩(たゆた)う恋風(こいかぜ)に 息も期待も萎(しお)れ往く
「雨は重く冷めた生き物」と此の日知った
いつか懐かしい足音が 赤心(せきしん)込めて近づくとき
時雨心地(しぐれごこち)堪(た)えてそっと手を掴むのだろう
紡(つむ)ぎ謳(うた)う涙雨は あの日の匂いを消す恋の詩
微か残る手の温もり「触れたい」と嘆(なげ)きあえかに眠るわ
抗(あらが)い謳(うた)う涙雨よ 僥倖(ぎょうこう)の心を射る矢と成った今
一縷(いちる)の望み込めて待つ、忘れ傘は独り
「もう、会えないのでしょう」
忘れ傘と涙雨LRC歌词
[00:17.325] 流れ彷徨う雨風に 身も心も錆(さび)つき往(ゆ)く
[00:25.670] 「帰趨(きすう)の地は何処か」と独り恋水(こいみず)落とすの
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[00:33.660] やがて宿す焔達が 天の滴(しずく)焼き消すとき
[00:42.205] 記憶手折(たお)り捨てて 雨さえも憎むのだろう
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[00:50.065] 抗(あらが)い謳(うた)う涙雨(なみだあめ)よ 僥倖(ぎょうこう)の心を射る矢と成って
[00:58.226] 貴女を呼ぶ幼き瞳(め)の慟哭(どうこく)跡形なく消し去るの?
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[01:06.176] 妖(あやかし)と生まれ変わって、煌(きら)めく遠い過去の匂いに触れたら
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[01:14.826] 「会えるのでしょうか」
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[01:35.454] 流れ揺蕩(たゆた)う恋風(こいかぜ)に 息も期待も萎(しお)れ往く
[01:43.875] 「雨は重く冷めた生き物」と此の日知った
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[01:52.228] いつか懐かしい足音が 赤心(せきしん)込めて近づくとき
[02:00.517] 時雨心地(しぐれごこち)堪(た)えてそっと手を掴むのだろう
[02:04.978]
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[02:43.036] 紡(つむ)ぎ謳(うた)う涙雨は あの日の匂いを消す恋の詩
[02:51.148] 微か残る手の温もり「触れたい」と嘆(なげ)きあえかに眠るわ
[02:59.379] 抗(あらが)い謳(うた)う涙雨よ 僥倖(ぎょうこう)の心を射る矢と成った今
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[03:07.647] 一縷(いちる)の望み込めて待つ、忘れ傘は独り
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[03:12.181] 「もう、会えないのでしょう」