硝子ノ华
薄青に霞んだ、月の糸は。
さだめに染まる二つの間に
愛を見る。
あなたは敵となり、振りかざす刃(やいば)が
躊躇(ためら)いと鍔迫(つばぜ)り合うのか。
驟雨(しゅうう)に消えてゆく 慕情はうたかたに
伝った紅涙(こうるい)は何を語る――――――
遠雷に響く声、劈(つんざ)いた硝子の華。
窈窕(ようちょう)の彼方、霖雨(りんう)の囃子(はやし)に成りて――――――。
其の眼下、広がる都の色が。
梅雨星に照らされて、青く 光る。
小さな掌(てのひら)で約束を交わした
二人の幸せは何処(いずこ)か。
戻らぬ日よ、どうか僕と あなたをもう一度だけ。
羽撃(はばた)いた大瑠璃(おおるり)が 囀(さえず)る季節の傍で、
背を向けてしまう。 降りしきる雨に
泣いて――――――。
幽(かす)かなぬくもりを 感じて手を伸ばす。
遠ざかるあなたの横顔。
手を繋ぎ、笑う。 いつかの姿は。
昔日(せきじつ)に成りて、すぐに消えた。
鳴り止まぬ斬撃(ざんげき)で、傷ついた掌(てのひら)から。
幸せが零れ、最後の一閃(いっせん)――――――。
木霊(こだま)する泣き声と 微笑む硝子の華。
「愛しています。」と 眠りにつくように 言った。
硝子ノ华LRC歌词
[00:27.08]薄青に霞んだ、月の糸は。
[00:36.96]さだめに染まる二つの間に
[00:44.18]愛を見る。
[00:46.77]あなたは敵となり、振りかざす刃(やいば)が
[00:51.60]躊躇(ためら)いと鍔迫(つばぜ)り合うのか。
[00:56.35]驟雨(しゅうう)に消えてゆく 慕情はうたかたに
[01:01.03]伝った紅涙(こうるい)は何を語る――――――
[01:06.64]遠雷に響く声、劈(つんざ)いた硝子の華。
[01:15.51]窈窕(ようちょう)の彼方、霖雨(りんう)の囃子(はやし)に成りて――――――。
[01:44.34]其の眼下、広がる都の色が。
[01:53.57]梅雨星に照らされて、青く 光る。
[02:03.66]小さな掌(てのひら)で約束を交わした
[02:08.29]二人の幸せは何処(いずこ)か。
[02:13.11]戻らぬ日よ、どうか僕と あなたをもう一度だけ。
[02:22.89]羽撃(はばた)いた大瑠璃(おおるり)が 囀(さえず)る季節の傍で、
[02:32.29]背を向けてしまう。 降りしきる雨に
[02:40.81]泣いて――――――。
[03:01.28]幽(かす)かなぬくもりを 感じて手を伸ばす。
[03:05.73]遠ざかるあなたの横顔。
[03:10.68]手を繋ぎ、笑う。 いつかの姿は。
[03:15.46]昔日(せきじつ)に成りて、すぐに消えた。
[03:20.13]鳴り止まぬ斬撃(ざんげき)で、傷ついた掌(てのひら)から。
[03:29.92]幸せが零れ、最後の一閃(いっせん)――――――。
[03:39.52]木霊(こだま)する泣き声と 微笑む硝子の華。
[03:49.10]「愛しています。」と 眠りにつくように 言った。