沈んだ歌姫歌词

[00:01.05]第十二巻 ７４１ページ...
[00:06.42]二人の歌姫 沈むのはいずれか…
[00:12.12]紅の歌姫と称されしFirenz領主 Firenza公爵家の令嬢
[00:16.98]Roberia Maria Della Firenzaの手番
[00:20.24]遊戲盤の上を駒が進む…
[00:24.36]＜聖都Firenza及び南都Naporta → 赤の歌姫の後援都市＞
[00:28.65]歌え！紅の歌姫 目指す舞台は
[00:32.78]優雅にして華美なる 麗しの王都Romana
[00:37.31]蒼の歌姫と称されし Milana領主 Viscontie公爵家の令嬢
[00:42.35]Giulietta Simone Del Viscontieの手番
[00:45.40]代わる代わる駒は進み…
[00:49.53]＜北都Milana及び水都Venera → 蒼の歌姫の後援都市＞
[00:53.76]歌え！蒼の歌姫 目指す舞台は
[00:57.99]優雅にして華美なる 憧れの王都Romana
[01:02.42]紅く燃え上がる情熱の歌声と華やかな容姿 私こそが＜最高の歌姫＞
[01:11.13]蒼く湧き出づる清廉の歌声と穏やかな微笑 私こそが＜最高の歌姫＞
[01:19.15]諸侯を巻き込んで 宮廷に蠢く影は
[01:27.50]権謀の黒き獣 争いの宴は続く…
[01:36.04]田舍貴族の娘が望むには不遜な 至尊の寶冠
[01:40.17]色惚の年增娘が望むには不遜な 至尊の寶冠
[01:44.22]頭上に戴くのは紅の歌姫こそが相応しい…
[01:48.35]頭上に戴くのは蒼の歌姫こそが相応しい…
[01:52.95]「王妃陛下万歳！(Viva! Evviva!)」
[01:59.58]時は…Itania暦312年 「見なさいRoberia…」
[02:03.16]国王Montefeltrano四世 突然の崩御 「今やNaportaの利がお前の手に落ちた。」
[02:07.11]若き王太子Alessandro 「後はViscontieの小娘さえ退けば…」
[02:09.46]Alessandro一世として即位 「晴れてお前が王妃陛下だ。」
[02:12.38]Itania＜最高の歌姫＞を 「あんな田舎娘に…」
[02:14.14]王妃として迎えるという勅令を発布 「この私が負けるはずありませんわ。」
[02:17.25]野心を抱いた地方領主／門閥貴族 「おお、そうだとも。」
[02:20.52]各々に歌姫を立て王都を目指し進撃… 「だが憂いは全て絶つに越したことはない。」
[02:24.77]駈ける駆ける獣… 「まぁ、お父様ったら。ウフフ…」
[02:26.56]高值で売れるなら娘でも売れ 「下賎な歌姫など」
[02:28.85]売值は望む得る限り高く 「身分の卑しい売女も同じ。」
[02:31.14]猛る猛る獣… 「まして…」
[02:32.82]敵を売れ 味方を売れ 「逆賊の娘など売女以下の面汚し。」
[02:34.43]他人の娘など底值で売りつけてやれ
[02:37.38]咆える吼える獣… 「可愛いRoberia…」
[02:39.46]弒逆を謀った逆賊として 「最高の歌姫はお前だよ…」
[02:41.09]Del Viscontie一門を処刑
[02:43.71]屠る屠る獣… 「あら。ウフフ…。」
[02:45.29]逃亡を図った国賊として
[02:47.27]Del Viscontie令嬢を処断 「頼りにしてますわ、お父様」
[02:50.25]「Giulietta…お前は最高の歌姫、我が一門の希望だ。」
[02:55.74]（「騙し騙され…殺し殺され…よく飽きもせぬものだ…）
[02:56.91]「私の力が及ばないばかりに…すまなかったね。」
[02:58.59]（全ては遊戯に過ぎぬ…予を生み墮とした…）
[02:59.66]「せめてお前だけでも逃げなさい…」
[03:01.26]（この世界に復讐する為のな…！」）
[03:02.66]逃げる乙女と 追い駆ける獣
[03:08.49]紅糸で手繰る 操り人形
[03:14.90]繰り返される 歌劇 悲劇
[03:21.28]紅糸で手繰る 操り人形
[03:27.71]牙を剥いた獣 追い詰められた断崖
[03:33.72]歌を奪われた歌姫 世界までも奪われ…
[03:40.44]「Roberia！Roberia！」
[03:42.37]「Viva! Roberia Evviva!」
[03:45.96]「…お父様！」
[03:48.38]
[03:50.20]蒼い空 碧い海 飛び去りぬ白鴉 沈み逝く歌姫
[03:55.06]歌姫Giulietteの沒後…王妃Roberia在位僅か三年にして
[03:58.18]寵妃Bertrice宰相Galeazzoらの共謀により 歴史の闇に沈む…
[04:08.88]君よ驕ることなかれ 我等
[04:13.52]歴史という大海に漂う小舟に過ぎぬ
[04:17.40]盛者必衰 沈マヌ者ハナシ…