’I’ Novel歌词

[00:00.000] 作词 : 野田洋次郎
[00:01.000] 作曲 : 野田洋次郎
[00:11.64]ずいぶん長らく歩いてきたよな
[00:14.40]そんな気がしてただけなんだ
[00:16.84]小説にしたらせいぜい
[00:19.08]まだ3行目あたりのこの人生
[00:21.85]カバーもまだ題名もまだ
[00:24.39]決まらずに書き始めちゃったから
[00:26.98]どこでどうしてどうなってって
[00:29.58]順序良く収まりつかないや
[00:32.26]今日はただただもう
[00:33.96]さぁダラダラしようというような
[00:36.51]思いにふけてても
[00:37.99]早くも僕の船はもぞもぞ
[00:40.70]と動き出したって
[00:43.12]心臓は脈打ち何CCかの血を
[00:46.88]全身へと送り出しを繰り返し
[00:50.46]今日も休まず僕は僕を生かし
[00:53.19]辻褄合わぬストーリー
[00:55.66]意味ほど苦い顔で見るストーリー
[00:58.18]誇れる程のものはまだないが
[01:00.91]僕だけに光るものはあんだ
[01:03.37]塗りつぶしたい破り捨てたい
[01:05.88]過去があろうとも
[01:07.45]汚れのない物語など
[01:09.76]僕は惹かれない
[01:11.27]あぁ一瞬先の自分
[01:14.42]さえも待てないよ
[01:16.28]今すぐでも会いたいよ
[01:18.89]うかうかしてらんないの
[01:25.56]
[01:27.35]はみ出した君の痛みが
[01:29.44]壊れないようにと涙した
[01:32.02]ひょっとしたら
[01:33.25]もしかしたら
[01:34.63]それはいつかのあの僕だった
[01:37.46]輝いた朝の光が
[01:39.86]水たまりを蹴って飛び散った
[01:42.46]あのどれかが
[01:43.81]今の君ならいいな
[01:48.72]
[01:50.58]どっかの誰かが
[01:51.92]勝手に君のことを
[01:54.17]ああとかこうとか言ったり
[01:55.92]いつの間にか君のブックの
[01:58.66]表紙に名前勝手につけて
[02:01.26]頭来たよ頭悪いけど
[02:03.67]あんたには出る筋合いはねぇから
[02:06.29]とっといなくなっとくれ
[02:08.55]これ電車賃受け取っとくれ
[02:11.68]どにもこうにもいかない時
[02:14.60]でもどうにかこうにか
[02:17.20]ここまで来たんだよ
[02:18.99]今自信を持って言えるのは
[02:21.88]僕を乗りこなせんのは
[02:24.17]こいつの勝手がそうわかんのは
[02:26.72]他にないんだ
[02:27.97]このおいらにはこのポンコツくらいが
[02:30.70]ちょうどいいんだ
[02:31.98]でもあわよくば
[02:33.49]いつの日か
[02:34.88]この僕のこと
[02:36.02]この僕より
[02:37.26]より分かって笑ってくれる人と
[02:39.83]出会えるといいななんて
[02:42.50]その時まで待てないよ
[02:44.75]今すぐ抱きしめたいよ
[02:47.53]この手で温めたいよ
[02:54.44]
[02:55.80]飛び出した白い光が
[02:58.29]奇跡と合わさって芽を出した
[03:00.70]それが僕ならいいさそれなら
[03:03.30]いっそう奇跡使い果たすんだ
[03:06.11]溢れ出した君の涙が
[03:08.47]歌にならぬようにと駆け出した
[03:11.16]それを見た僕が胸に抱く気持ち
[03:15.00]なんて美しいんだ
[03:17.20]
[03:19.87]1秒先で輝いて
[03:22.24]見えるものだけ追いかけて
[03:24.71]間違いなんてないんだから
[03:27.36]そんな言葉を間に受けて
[03:29.91]0で生まれた僕なのに
[03:32.37]今名前を呼ぶ人がいて
[03:35.02]当たり前などないのに
[03:37.60]産み落としてくれてありがとう
[03:42.19]ありがとう
[03:54.04]
[04:13.90]たとえ1ページで終わる命も
[04:16.65]1000ページに及ぶ命も
[04:18.97]比べられるようなもんではない
[04:21.73]同じ輝きを放つにちがいない
[04:24.72]曖昧なもん飽きない
[04:26.97]言葉永遠紡ぐ暇などない
[04:29.27]1ページを生きた少年も
[04:31.94]本には誰よりも光る1行が
[04:37.80]綴られているんだ
[04:39.73]そう信じてやまないんだ
[04:42.35]もうジタバタしてたいんだ
[04:47.83]僕もどれだけ残せんだ
[04:50.25]ねぇどれだけ生きれんだ
[04:52.77]時間以外の単位で
[04:59.46]
[05:03.72]はみ出した君の痛みが
[05:06.02]壊れないようにと涙した
[05:08.46]ひょっとしたら
[05:09.77]もしかしたら
[05:11.07]君の優しさの陰だった
[05:14.03]輝いた朝の光が
[05:16.31]水たまりを蹴って飛び散った
[05:19.05]あのどれかが今の君ならいいな
[05:22.76]いいないいないいな
[05:27.59]