救済の祈り 生命の行く末を知らない 何処から何処へ向かっているのか 生きては死んでいく日々に 救いはあるというのでしょうか 澱みきった心の底 無駄に過ぎていった年月に 掬い上げるような物も無い生に赦しを 夢を見てはまた目覚める 何かから逃げるように 所詮ボクらは人間だから 今を生きていくしかないのに どうしようもないんだ 拝啓、まだ幼きボクへ どうか、自分を嫌わないで いつか、信じていた世界から、見捨てられるけれど 拝啓、まだ幼きボクへ どうか、世界を嫌わないで いつか、描いていた未来など、ありはしないけれど それでも…… 想像した世界は御伽噺のようで 鮮やかに彩られた 例えそれが幻想としても 縋り付いていくしかないんだ 夢を見てはまた目覚める 救いを求めるように 所詮ボクらは人間だから 祈れど神には届かないだろう それでも、祈っているんだ