九十九憑くもの 反射して散る音 心が踊るならば 怠惰でチープな 身体が焦がれること 唄えば唄うほど 心は遠ざかること 錆びたナイフが 身体を求めるから 型に憑くもの 心が溺れるほど 落ちた涙や 言葉が戻るならば ああ、傀儡が散る音 心が震える音 叩きつける鼓動 身体が解けるほど 唄い狂うほど 言葉が踊るならば 怠惰で真摯な 心が届くならば 語り継ぐほど 言葉が無力ならば 嘆き続けても 身体はここにあるから