[00:00.71]「いつまでたっても一緒 [00:02.72] ならいっそ こんな一生は [00:05.64] ここで終わってしまえ」と嘆いた [00:08.32] [00:10.37]背中の向こうでドアが開いて [00:13.94]それを 見もしないで [00:15.51]いつもの様に一人で泣いていた [00:19.12] [00:27.22]編曲:三味線師範代P [00:30.56]唄:猫村いろは [00:35.51] [00:40.31]「いつまでたっても一緒 [00:42.57] ならいっそ 全部捨てて [00:45.38] 何も考えず飛んだらいいさ [00:48.30] [00:50.40] 背中押してやるから さぁ行って」 [00:53.57]そういって君は [00:55.42]いつもの様に笑い顔を作る [00:59.97]「飛んでみたい」と思っていたことを [01:07.34]見透かされていたようで [01:12.33]複雑な心の奥が [01:16.11]顔に出てなけりゃいいな [01:17.94] [01:19.53]一つずつ小さくなってく [01:22.67]数字に反するように [01:25.15]一つずつ大きくなってく心音に [01:29.47]戸惑いを感じようと [01:32.10]容赦なく触れる君の手に [01:34.70]押し出されて飛び立った空 [01:37.48] [01:37.64]「いつまでたっても一緒 [01:39.74] ならいっそ こんな一生は [01:42.55] ここで終わってしまえ」と嘆いてた [01:46.28] [01:47.09]これまでの自分では [01:50.09]到底見ることのできなかった [01:52.53]この色に君への想いを溶かす [02:01.73] [02:17.39]ずっと 何処へでも好きなとこまで [02:19.84]きっと 行くことが出来そうだ [02:21.97]そうだ もっと素敵なものを見て 君に [02:24.90]ちょっと 自慢げに話してやろう [02:27.34] [02:27.69]やっと見つけた「希望」らしきもんに [02:30.30]気づいてこぼれた笑みを [02:31.99]かき消すように響きだす 声 [02:34.38] [02:34.93]「何を望んでも一緒 [02:36.97] もう一生 君と僕が [02:39.91] 会うことなんて 二度と無いからさ [02:43.16] [02:44.91] 君は今から [02:46.04] 何百 何千 何万人と消えてくんだ [02:49.47] 背中押してやるから さぁ [02:51.41] [02:51.59]飛んでいた道は僕の意思じゃなく [02:59.35]君の手のひらの上で [03:04.52]複雑な心の奥は [03:07.52]どうせ隠せそうにないや [03:09.79] [03:14.13]頬をつたう涙は [03:17.05]もう遥か 後方に流れて [03:20.46]目の前広がる人の海 [03:23.97]逃げ惑うさざなみに [03:26.20]容赦なく近づくこの体 [03:29.13]こんなのは望んでない [03:31.32]絶対的な君の声に [03:34.32]全力で逆らって [03:36.73]もう止まる気配のない [03:39.42]涙は吹かないで [03:41.87]最後の最後で「自分」になれた気がして [03:44.65]緩んだ口元で [03:46.73]「ありがとう」と誰かに言った