[00:14.78]全盲の少女 生まれてこの方 光を知らない [00:20.13]いつも独り うつむいている [00:23.72]光をいつか 見てみたいと [00:28.62]それはまるで 夢物語のようだ [00:35.96]睛眼の少年 生まれてこの方 闇を知らない [00:41.57]いつもからり 笑っている [00:45.10]今すぐ光を 見せようと [00:50.15]少女の手を引き走る [00:55.77]「とっておきの 場所があるんだ [00:59.66]きっと君にも 映るだろう」 [01:03.19]暗闇が逃げ込んだ丘で 彼は指をさす [01:10.59]少女はそれすら 見えないのに [01:18.86]光咲く 夜空も [01:22.35]少女の 前ではただのユメ [01:27.54]こんなに光っていても 見えないのか [01:32.83]少女は 知らない 何故だか 光は頬を伝う [01:41.46]それすら見えないのに [01:47.13]全盲の少女 色の飽和した 世界を知らない [01:52.84]いつもきらり 笑うようになる [01:56.42]見えないままでいいと [02:00.57]強がるでもなく 彼に笑いかける [02:07.91]睛眼の少年 色のない世界を 知らない [02:13.99]いつしか笑顔も忘れ [02:17.59]意地でも連れて行くんだと [02:22.50]夢物語に躍起になる [02:28.21]「あそこまで行けば きっときっと君にも映るだろう」 [02:35.44]暗闇が溶け出した空に 彼は指をさす [02:42.69]少女はそれすら 見えないのに [02:51.07]光咲く 宇宙も [02:54.73]少年の 前ではただのユメ [02:59.73]あんなに光っているのに 届かないのか [03:05.18]少年は 忘れた 何故だか 光は頬を伝う [03:13.87]それすら 夢を見すぎた 彼の眼が [03:20.17]光をなくすまでに [03:22.56]そう時間もかからなかった [03:26.61]気づくと何も 見えなくなっていた [03:31.13]空も自分も 少女さえも映らない [03:35.58]「はじめから光を知らない [03:39.71]君には何も わからないさ」 [03:45.52]少女は見えない ままでいいと [03:49.41]強がるでもなく 彼に笑いかける [03:53.20]少年は本当の理由を 忘れていた [03:59.31]本当の光を 忘れていた [04:06.23]少女は言う 「光ならもう 見つけたの」 [04:16.78]光咲く 宇宙も 少年の 前ではただのユメ [04:25.40]あんなに光っていたのに 届かないのか [04:30.78]少年は知った それゆえ 光は頬を伝う [04:39.53]それすら見えないけど [04:42.58]光咲く 夜空も [04:45.83]二人の前では ただの夢 [04:50.18]光は二人の 瞳を透過しない [04:56.92]二人は知った それでも光が そばにいることを [05:05.47]二つの照らし合う星 [05:11.12]眼には見えないけど