[00:58.36]見え夜の境界線を盗んで逃げた影法師 [01:04.34]蛍、飛んだ。朝を置いて消えた [01:11.04]暫く続く雨空に 溜め息で少し逆らって [01:16.31]空っぽの喉を湿らせた [01:22.56]隠れようともせず ぽかり 浮かぶ月 [01:28.85]夜は終わったんだって [01:35.04]どうか思い知らせてくれないか [01:41.17]それは無理かなあ [01:48.82]恋をしたんだ この先もずっと [01:53.33]繋いで、繋いで!切れてしまわぬ様に [01:59.46]髪に触れて 唇でもっと [02:06.18]憎らしい朝が来た [02:24.57]消えない朝の存在感を 浸って汚した影法師 [02:29.31]蛍とんだ 僕もそうすべきだ [02:35.63]見えない想いの輪郭線を [02:39.36]余計にかたどる街の灯を [02:40.89]恨めしげに睨み、どうなった [02:47.17]僕がいない明日雨が上がることを [02:54.34]君は知っている [02:59.29]僕がいない明日雲が晴れることを [03:05.67]君だけが知っている [03:11.97]恋をしたんだ あなたよりもっと [03:16.33]塞いで、塞いで! 見えてしまわぬ様に [03:23.19]髪に触れて その指でもっと [03:29.27]さようなら 言えなかった [03:52.54]君が手を振る先には [03:59.06]後悔もないような明日が [04:04.67]望み一つも叶えられない [04:12.56]情けなく頼りない夢 [04:53.45]恋をしたんだ 想うよりもそっと [04:59.14]願って叶った 望んだ明日が来た [05:05.26]指に触れた 舌先でそっと 味も無いままで [05:14.88]恋をしたんだ この先もずっと [05:20.09]繋いで、繋いで! 切れてしまわぬ様に [05:25.78]髪に触れて唇でもっと [05:31.55]誰もいない今日が来た [05:49.62]見えない夜の境界線を盗んで逃げた影法師 [05:55.09]蛍、飛んだ。 朝を置いて消えた