ヨスガ あたしの体はいとも簡単に 目に映らない物さえ頼ってしまう 「昨日をやり直すクスリをくれないか」 飽きずにまた働く旭にねだる 血も繋がらないあたしをどうして愛せるの? 見えない膜をはってるあたしに対してあなたは 例えば全ての神経を操るやわらかな その器具をはずしてもまだあたしを求めるのかな あたしの体はいとも簡単に 連なる音をなぞり歌うことができる 「闘志を呼び覚ますクスリをくれないか」 選択ばかりの世は幸か不幸か 愛を知らない鳥はどうして群れをなしてるの? 一人きりなど恐れるほど子供じゃないあたしは 窮屈な腕の中張り裂けそうな心臓や 壊れそな想いをしてもまだあなたを頼るのかな あたしの頭はそれほど良くないのは知ってる それでも自分を守る術は分かってるはずだけど 例えば全ての神経を操るやわらかな その器具をはずしてもまだあたしを求めるかな 窮屈な社会なんてここに微塵もなかったら 心をなでるようなあなたを必要とするのかな