星灯の海 作词 : 蒼羅杏 作曲 : Zris 星ひとつ見えない空 光を探して漕ぎ出す 轟く高浪の中 あなたは私の手を握った 夜の境界線を なぞるように 嵐が通り過ぎれば 薙ぎ倒された未来もふたたび生まれる 春が夢見られるなら 目を閉じて生きよう 花が咲くまで 海境(うなさか)から降り注ぐ 羽根を持つ人魚たちの歌 辿り着いた白い夜明け あなたの手を離したんだ やるせなく笑う顔が 何よりも輝く宝石だった 失われた永遠は どれほどの未来を攫っていったのだろう 押し寄せる泡波(あわなみ)に 涙をばら撒いて あなたの元へと 人が人である限り 悲しみに終わりは無いと囁く あなたに降る雪は雲の破片(かけら) 私を消す 失われた永遠は どれほどの希望を攫っていったのだろう 傷だらけの躯を やがて灯る星よ どうか照らさないで