[00:00.667] [00:01.077] 毒を飲み込む前に [00:05.651] 五畳の一間で、夏を見下ろすように [00:14.827] あの日のことを思っている [00:20.327] [00:37.706] 「春の河原の前を歩いたあの日は、 [00:46.806] 夜を忘れるような陽の射す朝で [00:54.434] [00:56.023] 河川のベンチには眠る、誰が。 [01:00.597] まるで黒檀だった。黒い髪、眠った春がいた。 [01:05.770] [01:06.260] まだ心臓に残ってる毒が、 [01:09.810] 嗚呼、狂ったみたいに胸を突いていた。」 [01:12.740] [01:13.880] 咲いて snow white 今日も笑って泣いてもう、 [01:16.900] もう一回僕らの長い人生に気取ってキスしたら [01:22.740] [01:22.990] 最低な、愛な、甲斐性なしな論理で [01:25.760] もうちょっとだけ忘れる努力とか [01:31.110] [01:44.080] 「毒を飲み込む前にあの頃のことを [01:53.060] 人並みにもなれずに歩いた僕の、今までのこと。 [02:05.330] [02:07.040] 嫌いになったのは夢と明日。 [02:11.520] 誇れるものなんて肥大した自尊心だけだった。 [02:17.060] 春に出会ったあの人の顔だけ。覚えてる筈が胸に霞んでいく。」 [02:23.550] [02:24.820] そうだ snow white 泣いて 気取ってないでもう、 [02:27.750] もういいよ、貴方の記憶なんか笑って手を振れよ [02:33.660] [02:33.910] 最低だ 死んでしまうなら今日だと思った [02:37.000] もうずっと誰に期待もされぬまま [02:41.860] [02:43.570] 水差しを窓に置いて くすねた毒を注いで 乾いた紙につ綴った [02:49.940] 「結局僕には何もなかった」 [02:52.140] [02:52.510] 全てが虚しくなって 紙切れを空に放って 毒水を口に含んだ [02:59.360] 貴方のことを思い出した。 [03:01.050] [03:03.510] Snow white 泣いて笑って憂いて [03:06.400] もうなんであなたの眠ってる顔が浮かんで消えなくて [03:12.320] [03:12.601] 最低だ [03:21.939] [03:22.143] 咲いて snow white 今日も笑って泣いてもう、 [03:25.000] もう一回僕らの長い人生に気取ってキスしたら [03:30.666] [03:30.869] 最低な、愛な、甲斐性なしな論理で [03:33.891] もうちょっとだけ貴方を探せたら [03:38.784] もう一歩だけ歩いてみれるかな [03:43.193] [04:12.768] 毒を吐き出すように