[00:10.50]ゼラニウムのソファに躯体(からだ)を預け [00:15.13]アイスティーの揺れるキャンティを片手に [00:19.28]不遜な顔で頬杖を突く君が [00:23.56]不可解なことを語りだした [00:28.28] [00:36.16]亡靈の姿を 見たこともなく [00:40.10]まして触れることも出来やしないくせに [00:44.66]何故に人は見えぬものを恐れるの? [00:48.73]触れられないものを信じるの? [00:52.89] [00:52.89]それは自分もそうなりたいから [00:57.18]それは願いが通じたと思いたいから [01:01.45]こんなにわかりやすいことなのに [01:05.07]認めることができない [01:09.76] [01:09.76]今日もまた この街(ぼく)を [01:11.90]死者を連れて 歩いてく [01:13.83]あなたのそばに並んでる [01:18.20]でも現代(いま)の 人々は [01:20.11]何かとただ 理由付けて [01:22.25]信じてないフリをしているの [01:26.34]この目には 見えずとも [01:28.52]この指には 触れずとも [01:30.75]確かにここに在る形 [01:34.26] [01:34.26]情報は人の中で息をしている [01:43.35] [01:43.35]ぬるいラベンダーの香りに酔って [01:47.63]瞳は気怠けに瞬き繰り返す [01:52.12]呆れ顔のため 息をついてから [01:56.13]不可解な問に問で答えた [01:59.94]どうして見えないと決め付けてるの? [02:04.58]どうして触れてることにさえ気付けないの? [02:08.75]こんなに近く過ごしているのに [02:12.65]観測してもらえない [02:17.16] [02:17.16]今日もまた この街(ぼく)は [02:19.15]人を捨てて 永らえる [02:21.24]足手まといはさようなら [02:25.60]使えなく なったなら [02:27.64]人も道具も 神隠し [02:29.67]見えなくなって忘れられてく [02:33.89]君の目が 見てるもの [02:36.06]私の目が 見てるもの [02:38.12]人それぞれが違うレンズ [02:41.64] [02:41.74]ファインダーの向こうは [02:46.52] [02:46.62]Somebody is looking for an answer [02:51.50]いつでも [02:54.97] [02:55.35]Somebody is looking for an answer [02:59.20]ありもしない答えを [03:08.45] [03:15.46]決して繋がること無く [03:20.26] [03:20.26]今日もまた この街(ぼく)を [03:22.27]死者を連れて 歩いてく [03:24.42]あなたのそばに並んでる [03:28.42]でも現代(いま)の 人々は [03:30.79]何かとただ 理由付けて [03:32.90]信じてないフリをしているの [03:37.40]この目には 見えずとも [03:39.26]この指には 触れずとも [03:41.35]確かにここに在る形 [03:44.55] [03:44.83]どこまでも追い求めるのか [03:52.93] [03:53.84]今日もまた この街(ぼく)は [03:56.13]人を捨てて 永らえる [03:58.21]足手まといはさようなら [04:01.89]使えなく なったなら [04:04.43]人も道具も 神隠し [04:06.57]見えなくなって忘れられてく [04:10.71]君の目が 見てるもの [04:12.89]私の目が 見てるもの [04:15.01]人それぞれが違うレンズ [04:18.31] [04:18.41]どこまでも追い求めよう [04:29.30]