[00:31.38]目眩がするの [00:35.62]こんなに目が疲れる夜は [00:40.88]何故か体を捨てたくなる [00:46.31]重たい肉の鎧た脱ぎ捨てて [00:49.95]舞い上がるの [00:52.72]鼓膜が痛む [00:56.82]頭の芯が潰れそうで [01:02.33]ずっと耳鳴りが響いてる [01:07.77]止まない地面を削る音が [01:11.15]脳内に焼き付いて [01:13.83]百年前、この京都は地味な景色で [01:18.58]月面まで届けビルなんて [01:21.90]建ってなかってはずなのに [01:24.02]僕らはもう夜空の色さえ [01:27.71]思い出せない [01:29.27]明るすぎるこんな街では [01:32.32]どこに行っても眠れないの [01:51.33]寒気がするわ [01:55.58]見えない網目の中でしか [02:00.89]自己を肯定できないくせに [02:06.35]他人の自己を否定することには [02:09.94]迷わないの [02:12.62]荒んでいくわ [02:16.87]遠くで赤子が泣いている [02:22.28]側の会社員が睨んでいる [02:27.68]これじゃあいくらあやされたって [02:31.23]笑えるわけないじゃない [02:33.91]千年前の東京は月が綺麗で [02:38.56]星の数だって数えられたと [02:41.85]教科書には載ってたのに [02:44.13]私達はもう流れ星が通り過ぎても [02:49.32]気付くことも出来ないくらいに [02:52.52]光に慣れすぎたんだ [04:04.51]一万年前に僕が生まれていたら [04:09.33]こんなに快適なヘッドで [04:12.37]眠れはしなかっただろう [04:14.70]でも僕らが不要なものだと [04:18.45]捨ててきたのは [04:20.01]ほんとにもう僕らにとって [04:22.91]いらないものだったのかな [04:25.83]百年前、この京都は地味な景色で [04:30.60]月面まで届けビルなんて [04:33.82]建ってなかってはずなのに [04:36.02]僕らはもう夜空の色さえ [04:39.81]思い出せない [04:41.32]明るすぎるこんな街では [04:44.24]どこに行っても眠れないの [04:48.74]月が綺麗で [04:52.02]夜空も 星も [04:54.59]全ても……