[00:00.000] 作词 : 魂音泉 [00:01.000] 作曲 : ZUN [00:24.05]深く潜る無念を抱いて [00:29.54]息が詰まる程透き通る海底 [00:35.08]寂しくて泣き疲れてまた泣いて [00:40.58]人影がまた一人増える海底 [00:48.03]うねる大海原命は泡沫 [00:53.52]呆然としながら海から見た朝 [00:57.75]永久停泊その場で [01:00.65]動けないでいた [01:02.67]そこに確かに落とした錨が作る [01:05.32]通り道を辿り海底に光が差す [01:09.25]面舵一杯まだ見ぬ [01:10.87]世界へといざ行かん [01:11.82]燦々と輝く太陽目指して進路は [01:13.52]西へひたすら [01:14.63]胸が踊る程の好奇心 [01:16.40]無謀と笑われた航路への挑戦状 [01:17.57]水平線上目深に被った船長帽 [01:20.54]燻らすパイプうみねこが鳴く [01:22.31]波が高くなる [01:23.21]慌てる船上暗雲の中探す [01:24.93]陽が刺す場所 [01:26.24]困難極める航海大時化 [01:28.37]突破し大波乗り越え [01:29.88]気を引き締めろ [01:30.54]例え死んでも辿り着くのだ [01:32.49]ある晴れた日に見た [01:35.47]景色がまだ消えないまま [01:37.44]この海の果てには何が [01:40.08]あるのか知りたいから [01:43.19]そんな事に意味も無い [01:44.56]狭い視野の人ばかり [01:46.02]嫌気差すただ世界の [01:47.53]行き止まりを見てみたい [01:49.05]ある晴れた日に見た [01:50.87]蜃気楼が忘れられなくて [01:54.54]広大な海の浮き沈みざわめく波 [01:59.47]そこに確かに落とした錨が作る [02:02.74]通り道を辿り海底に光が差す [02:05.86]数ある伝承それが例え [02:07.53]眉唾物でも連想せざるを得ない [02:10.11]知りたくて眠れない [02:10.97]夢見る果ての世界 [02:11.97]話しても足らず冒険心もたらす [02:14.22]誰かに言われたからではなく [02:16.17]生まれたからにはさ [02:17.49]意地でも探す [02:18.91]馬鹿にされては息巻いて手が出た [02:20.20]どうやら頭がおかしいと [02:20.22]言われてた [02:22.85]あいつらは間違っていた [02:24.46]未だ道半ばでもそれだけは確信的 [02:25.77]どこを見ても夢の様に美しい海 [02:28.45]沈みゆく西滲んだ航海日誌 [02:33.24]そこに確かに落とした [02:35.54]錨が作る通り道を [02:38.30]辿り海底に光が差す [02:39.76]波に揺られ動く島 [02:41.18]手の平サイズの鯨 [02:42.69]星まで届きそうな [02:44.00]サンゴ礁のような何か [02:45.57]手足の生えた魚は [02:47.43]後ろ足が美味かった [02:48.68]やたらと首が長い生物には [02:50.14]きっとまだ名が無い [02:51.21]波を乗り越える度に [02:53.28]新たな風音が聴こえる旅路 [02:56.35]舟が浮いてる海水の透明度 [02:57.73]喜びと発見の連続 [02:59.34]あんなに遠く離れていた陽が [03:01.29]目の前で沈む景観 [03:03.04]ある晴れた日に見た [03:05.26]景色がまだ消えないまま [03:07.98]この海の果てには [03:10.31]知りたかったものがあった [03:13.58]遂に見た景色に息を呑んだ [03:15.10]目尻に溜まる涙止め処なくも [03:17.87]言葉だけが出てこない [03:19.34]ある晴れた日に見た蜃気楼が [03:22.72]姿を現して [03:24.90]暗がりから見てる [03:26.95]視線が泡と共に消える [03:29.69]そこに確かに落とした錨が作る [03:32.45]通り道を辿り海底に光が差す [03:36.08]取舵一杯これから英雄の凱旋だ [03:38.55]生暖かい風にいつもより [03:40.52]うみねこが鳴いていた [03:41.42]いつしか鮮やかだった [03:42.63]コバルトブルーが [03:42.78]じんわり黒くなる [03:44.09]影を潜めた日差し [03:45.13]緩くなる速度に不安 [03:45.91]まだ動くはず [03:47.67]突如の雷鳴夜空が泣いてる [03:48.51]冷や汗混じり近くなる海面 [03:50.08]視界遮る雨粒のカーテン [03:51.81]どうして今何故何で [03:53.07]今度は皆で行ってあの景色を [03:54.51]一緒に見るんだもう一度 [03:54.62]跳ねた舟重力が無くなる [03:57.34]上も下も分からなくなる [03:59.29]深く潜る無念を抱いて [04:04.10]息が詰まる程透き通る海底 [04:09.66]寂しくて泣き疲れてまた泣いて [04:14.87]人影がまた一人増える海底 [04:22.33]うねる大海原命は泡沫 [04:28.12]呆然としながら海から見た朝 [04:32.52]永久停泊 [04:34.48]その場で動けないでいた [04:37.19]そこに確かに落とした錨が作る [04:39.76]通り道を辿り海底に光が差す [04:52.13]あの時見つけた [04:56.98]景色がまだ消えないまま [05:00.81]人伝の話 [05:03.67]前人未到のあの海域にまつわる話 [05:05.09]何故か皆 [05:07.45]その海域の手前で居なくなる [05:10.32]なんでも舟幽霊が出るらしい