[00:00.000] 作词 : ゆっけ
[00:01.000] 作曲 : ゆっけ
[00:19.250]遠い遠い時の果て
[00:22.330]そこに住まう人は皆
[00:25.600]永遠の命をもつ世界での話
[00:31.880]赤い実の成る木の下
[00:35.110]La La Lu La 生まれながらに
[00:38.330]死の呪いがかけられた少女の話
[00:53.550]色付いた街外れ
[00:56.240]蒼く光る湖畔
[00:58.280]赤い実のお菓子屋
[01:02.500]ちょっぴり寒くなった
[01:04.690]今日は妙に誇らしげ
[01:06.620]自信作を売りにゆく
[01:10.590]待ってて 今度こそ 美味しいんだから
[01:19.470]時計塔の見える市 驚いた
[01:22.750]珍しく賑やかね La La Lu La Lucky!!
[01:28.050]物憂げな街の隅 ひとり
[01:31.180]赤い実のパイどうですか 自信作なの
[01:35.910]そんなのひとつも売れないさ
[01:39.110]少女を見て蔑む人達
[01:42.780]みんなと何も変わらないのに
[01:47.630]美味しくできたのに
[01:50.630]今日も声は届かないのね
[01:54.910]まるで透明になったみたいだわ
[01:59.060]そうして誰もが知らぬ振りをした
[02:03.270]何故なら少女は呪われているから
[02:07.550]死んだ世界で唯ひとり生きていた少女の話
[02:23.600]夜なべでアレンジパイと にっこりスマイル引っ提げ
[02:27.190]少女はまだ諦めない
[02:31.940]時計塔の針も空を指して
[02:35.110]お腹も鳴るそんな時
[02:38.390]ふと後ろから人が少女を押す
[02:43.190]甘い籠は落ちる
[02:46.050]お菓子を踏み行く人達
[02:49.980]平気な顔してさ
[02:52.360]惨めに拾い集める
[02:56.320]ふともうひとりの手が
[02:59.780]どろどろのパイを徐に口に入れて
[03:05.180]「おいしいね」 “
[03:07.660]その声で心は溢れた
[03:11.950]まるで輪郭を描いたみたいだわ
[03:16.060]そうして彼は手を差し出した
[03:20.380]何故なら少女に呪われているから
[03:24.530]死んだ世界で唯ふたり生きていた遠い物語
[03:44.810]街の人達は哀れむ
[03:48.290]赤い実を食べて呪われた者を
[03:51.430]永遠に生きられずに死ぬのさ
[03:54.550]嗚呼なんて可哀想な話
[04:02.370]ふたりは笑う それでも笑う
[04:08.600]La La La とっても素敵な呪いね
[04:14.760]例え明日死んでも
[04:17.870]『今』が確かで大切になるから
[04:27.070]もう声は届かないのね
[04:33.040]まるで透明になったみたいだわ
[04:36.800]そうして誰もが知らぬ振りをした
[04:41.310]何故なら世界が呪われているから
[04:47.350]『永遠』の呪いは解かれていた
[04:51.680]まるでふたりの方が狂ったみたいだろう
[04:55.930]そうしていつか笑うように眠る
[05:00.190]何故ならふたりは放たれているから
[05:04.290]死んだ世界で唯ふたりだけが幸せだった