[00:01.60]本物の決意の前で [00:03.85]私は唇を噛む [00:05.58]時計の針が動くように [00:07.52]私の全てを私は受け止めようと思った [00:10.46]例え嫌いになっても  [00:12.36]例え彼女が違う人間に見えようとも [00:15.09]それでも私は彼女のそばに居たいんだと  [00:17.87]そう思ったからだ [00:20.04] [00:36.32]エゴが加速する  [00:37.58]彼女は私のことを「羨ましい」と言った [00:40.09]何もなくとも  [00:41.70]自分の力で歩き出せることが羨ましいと [00:44.38]「私は流されるままに  [00:46.35]でもきっと悪くない方に   [00:48.38]ただ周りに合わせたいという理由で  [00:50.47]選択肢を選んできたから」 [00:52.80]いつだってそれを負い目に  [00:54.61]自分というモノを恐れて生きてきた [00:56.80]自分が好きなモノでさえ  [00:59.08]本当に好きなのか分からず [01:00.81]音楽の旋律にすがるように生きてきたのだと  [01:03.88]彼女は語る [01:05.94]「私が人に聴いて貰いたくって [01:07.15]曲を作るようになったのは君がいたから」 [01:10.63]そんな告白めいた  [01:12.16]見ようによってはキザな台詞に私は笑いながら泣きそうだった [01:16.51]いつだって私達は絡まってばかりかと思えば [01:19.76]噛み合いすぎて  [01:21.71]動けずにいたのかも知れない [01:23.47]涙が落ちて  [01:24.32]心が疾走する [01:25.88]どこまでもすり減らず  [01:27.13]突き抜けそうな晴天の空 [01:29.36]これ以上ない最大のありがとうを込めて抱きしめる [01:33.34]君がそうしてくれたから  [01:35.22]そうするべきだと思った [01:37.19] [02:01.51]「バカ  [02:02.08]それって相思相愛ってことじゃん」 [02:04.38]「そうかも」 [02:05.34]「そうだよ」 [02:06.70]下らなくて最高の気分だった。 [02:08.46]引力のように  [02:10.19]運命のように  [02:11.56]ロマンチックでむず痒いこの感情 [02:14.05]言葉にするならばそう [02:16.72]それは、 [02:21.19]「恋」に他ならない [02:24.22]