[00:00.000] 作词 : 秋田ひろむ [00:01.000] 作曲 : 秋田ひろむ [00:24.41]モールの駐車場で [00:25.91]花火してはしゃいでいる若い親子連れ [00:31.08]野球場とドンキのライト煌々と [00:34.24]まるで系外惑星のメテオライト [00:37.65]二日酔い吐瀉した給付金 [00:40.09]鱗粉にかぶれる地方都市 [00:43.35]バイパスで先輩が死んだ [00:46.69]ここ十年毎年死んだ [00:49.55]人生に意味を問うたら終わりだ [00:52.38]って価値観で虫を潰した [00:55.61]僕らにとって哲学とは [00:57.55]居酒屋の便所に貼ってあるポエムだ [01:00.77]飲みすぎたときにだけ [01:03.10]「頷けなくもないな」 [01:04.96]なんて頭よぎる代物 [01:08.18]翌日には汗と伝票で [01:10.22]あっという間に干上がる [01:12.66]光は木漏れ日 操車場の貨車に [01:18.57]働くあなたに [01:21.46]いつか世界を変えたあなたに [01:25.30]かつては僕と君だけがいて [01:28.15]その静謐な場所を世界と呼んで [01:31.33]結んだ身体 [01:33.94]終末に青さを看取って [01:37.45]校舎の夕焼けときのこ雲 [01:40.46]ブレザーのリボンと孤立の最果て [01:43.56]オイルの染みたシャツで [01:45.78]幻想をトラックに積み込む [01:49.59]過去 未来 ぼくら対せかい [02:26.61]何かを置き去りにしてしまった気がするんだよ [02:29.80]でもそれが何なのかはもう忘れた [02:33.04]もしくは何かに置き去りにされたのかもしれない [02:38.41]いつもせっかちで何かの使命みたいに [02:41.65]先を急ぐ彼女の名前はたしか「時間」 [02:44.93]後ろ姿さえもう見えない [02:47.57]その微笑さえ思い出せない [02:50.34]痛みは過ぎ去り [02:53.08]かさぶたの夕焼け [02:56.10]古傷、疼けど [02:59.16]かき消した目覚ましの音 [03:02.92]かつては眼前に無限の荒野 [03:05.74]行くも行かざるもただ勇ましく [03:08.97]倒れた友よ [03:11.33]決して置いて行きはしないぞ [03:15.08]繊細さ故、僕ら武装蜂起 [03:17.89]劣勢から覆し掴みとる勝利 [03:21.06]かつての栄光 梱包しても宛先不明 [03:26.94]過去 未来 ぼくら対せかい [03:54.92]世界は変わると信じてた [03:58.28]僕らが変えると信じてた [04:00.91]離れ離れになったって [04:03.17]気持ちは変わらないと疑いもしなかった [04:07.41]裏切りも 欺きも [04:08.82]いわれのない濡れ衣も [04:10.35]へつらいも 言い訳も [04:12.03]口約束も [04:13.30]マンガ喫茶も 満員電車も [04:15.46]見え透いたお世辞も [04:17.07]謝罪も 恥も罵倒も [04:19.19]本音を語れる仲間も [04:20.76]かつての戦友も [04:22.38]かつて笑えなかった笑い話も [04:25.05]音楽も 息子、娘も [04:26.68]政権も 右も左も [04:28.61]過去、現在も 未来の話も [04:34.00]束の間の休息、週末に [04:36.64]公園でぬるい風に吹かれて [04:39.61]繋ぎあう手に [04:41.87]時を経た分、それだけの温もり [04:45.68]あの日救った世界の続きを [04:48.50]あの日うち倒した世界のその後を [04:51.73]苦悩しながら 僕ら懸命に生きてた [04:57.93]過去 未来 ぼくら対せかい