[00:00.000] 作词 : 秋田ひろむ [00:01.000] 作曲 : 秋田ひろむ [00:24.25]僕らの別れは最初から決まっていた  [00:26.90]墓石に刻みたいくらいさ [00:29.53]君と過ごした数年は [00:32.29]ピックアップトレーラーに [00:34.53]それぞれ雑魚寝して  [00:36.13]寝汗に染み入る虫の声 [00:38.63]真空パック夏の情景 [00:42.07]ハルキはホントに人生が下手だから  [00:44.52]子供のキャッチボールみたいに [00:46.94]全く不器用な放物線 [00:51.41]放り投げた身体が [00:53.25]落下したとある夏の一夜 [00:55.50]そこが我が家だって顔で生きていた [01:01.02]道なき道、すらない道  [01:05.01]辿ったのではなく描いたのだ [01:09.08]世界は白紙のノートで  [01:13.70]留まるにはまだ広すぎる [01:18.64]生きるという名前の列車に乗って  [01:23.27]時間の後ろ姿追い越した [01:27.83]相席をした彼の名は悲しみ  [01:32.16]それを知ったのはもうずっと後 [01:36.73]夜を散らかし 夏を散らかし  [01:41.28]それを露骨に照す夜明け [02:06.62]ライブの打ち上げで  [02:08.01]酒癖悪い奴に絡まれて [02:10.88]さっさと逃げ出して [02:12.21]そいつのバンに立ち小便 [02:15.17]美しい記憶はいつも夜だ  [02:17.50]ぼろい電飾看板と月と [02:19.90]二人だけが浮き彫りのエッチング画 [02:24.43]想像力で飛べるなら [02:26.28]宇宙の果てじゃなく僕の中  [02:28.84]見たい景色を掘り返す [02:30.62]墓暴きみたいに掘り返す [02:33.60]でかい夢ほど僕らを汚す  [02:35.74]例えば作業服のペンキ跡 [02:38.61]ロマンチストはいつも泥まみれ [02:43.34]積み上げたら積み上げた分  [02:47.40]その重さで身動きとれないな [02:51.51]世界中全部ガラクタ  [02:56.60]眩いばかりのガラクタ [03:00.81]馬鹿でかい音楽、投げやりな酩酊  [03:05.54]世界の真理が休符の隙間 [03:10.03]愛した彼女は砂漠の一滴  [03:14.70]時間の速度で飛び散って干上る [03:19.31]夜を散らかし 夏を散らかし  [03:23.72]それを露骨に照す夜明け [03:47.60]馬鹿笑いした夜が耳鳴りになって  [03:52.04]眠れぬ夜に刃先を突き立て [03:56.49]僕らの間に川が横たわる  [04:01.61]時間という名前の川が [04:05.72]青春と呼ばれた無残な抜け殻  [04:10.45]君が変わったように僕も変わった [04:14.70]僕らの別れは最初から決まっていた  [04:19.18]一番眩しい恒星ほど [04:21.23]燃え尽きるのも早いんだ [04:26.75]ハルキ、君は僕にとって腫瘍だ  [04:31.28]手の施しようない未知への衝動 [04:35.83]眩い光ほど誘われる虫  [04:40.42]白日の下でどこへ行けばいい? [04:44.80]時の移ろい 人の移ろい  [04:49.44]今でも露骨に照らす夜明け