[00:00.000] 作词 : 秋田ひろむ [00:00.506] 作曲 : 秋田ひろむ [00:01.13] [00:20.38]車両基地のレールが [00:22.18]喘息みたいに軋む音がして [00:24.69]雨が近いことをさとる [00:26.29] [00:27.41]ショッピングモールの駐車場では [00:29.71]ベンチに腰掛けた春が [00:31.90]ATMが開くのを待っていた [00:34.95]陽射しは依然 [00:36.25]退屈な音量で [00:38.00]オルゴールみたいなジャズは [00:40.32]この町に似合うことを自覚してるから [00:43.26]鳴るべくして鳴っているのだ [00:44.77] [00:46.27]僕らは焦りで満たされた [00:48.32]水槽で生きてるから [00:50.37]僕らは恐れが充満した [00:52.38]喫煙室で暮らしてるから [00:53.92] [00:54.77]今日が終わることに焦りも恐れもなく [00:57.58]清書された一日を [00:59.64]目でなぞる様に [01:01.29]そして [01:02.09]あくびを噛み殺しもしない [01:03.79] [01:04.99]誰かそのエアーポンプの電源を切ってくれないか [01:08.70]さもなくば僕がそうする [01:10.78] [01:13.51]見てみろよ [01:14.71]これが世界の全てだ [01:16.67]シャッター商店街 [01:18.22]環状道路7号線 [01:20.37]地元のラジオから流れるスタジアムロックが [01:23.56]大仰なエンジン音で [01:25.12]ネズミ捕りに捕まった [01:26.62] [01:27.17]退屈も悪くないって言葉は [01:29.37]退屈以外を知ってはじめて言えるんだ [01:32.41]そして [01:33.32]あのパチンコ店の看板 [01:35.47]あれが世界の果てだ