[00:00.000] 作词 : さユり [00:01.000] 作曲 : さユり [00:08.22] [00:27.56]解け出す 12月のあの匂い [00:36.39]耳の奥が冷えていた 風には何かが交じってた [00:45.63]秋と冬の間で人は誰かを探している [00:53.50]それが何か 何をなくしたのかは [00:59.01]もう わからない [01:03.83] [01:03.87]落ちる枯葉は舞い [01:08.40]駆ける木枯らし [01:12.96]消えるのは誰のせいでもない [01:28.20] [01:31.52]「ここじゃないどこかに そう 帰る場所があってね、 [01:40.43]懐かしい 懐かしい」 と僕は 口をぱくぱくさせていた [01:49.49] [01:49.66]匂いと想いはよく似てる [01:54.28]目には見えずとも確かにそこにあるのだと [02:01.86]誰かが [02:05.60] [02:05.73]あの人が言ってた [02:07.92] [02:08.17]でもここには傷も傷跡も何も無い [02:16.15]帰り道が 帰り方がわからない [02:21.23]もう わからない [02:25.90] [02:26.30]時が腕を引っ張るから [02:30.72]これ以上先には進めないあの人が [02:39.94]遠く遠く小さくなってゆく [02:46.69]置き去りにして 僕は行く [02:52.71] [03:12.03]寒い冬の波間 [03:16.29]光差し込む星 [03:21.02]伸びてゆく 天国への梯子 [03:30.50] [03:31.36]消えた灯火 [03:35.73]荒ぶ木枯らし [03:40.38]大事だった筈の顔が [03:44.95]もう思い出せない [03:49.61]伸びきった前髪 [03:54.02]隙間から覗いた空 [03:58.64]手を伸ばしてみても もう [04:03.21]二度と戻れない [04:17.37]