[00:37.730]きみは魔法使いに憧れて [00:40.540]古今東西から怪しげな書物を集めて [00:46.430]は読み漁る日々 [00:51.160] [00:52.230]ある日きみは会うなりこう言うんだ [00:55.110]「手に持ってるだけで魔法を使うことができる [01:00.950]石があるらしい [01:06.760]是非探すのを手伝ってくれ」と [01:14.370] [01:15.530]場所は活火山の深く そこで眠れる竜が [01:21.350]守ってるとかなんてファンタジーな話だ [01:27.120]登山する支度して戦う準備もして [01:33.020]きみのヘルメット姿には笑いが止まんない [01:38.760]なんて滑稽な冒険者一行だ [01:50.720] [01:53.300]山道は険しすぎてそもそも荷物が多すぎる [01:57.940]でも本当に竜がいるならこれぐらいは必要 [02:06.670] [02:07.890]どうして魔法なんて使いたいのかと [02:11.180]訊くときみはそっぽを向いて [02:13.830]「この手である人を守りたい」 [02:21.030] [02:22.430]火口につき底に降り始めた [02:29.790] [02:31.110]何かがごおと鳴いた [02:34.080]まさか本当に竜が居るなんて! [02:38.690]でも今は現実を見なきゃ死んじゃう! [02:42.780]きみはたいまつかかげ こっちだと囮になる [02:48.620]巨大な生き物がきみを追い込んでいった [02:54.410]ああどこに石はあるんだ? 見つけなきゃ! [03:06.710] [03:08.920]マグマの近くに光るものがあった [03:14.760]焼け付くような中 その石を手に取る [03:24.520] [03:35.270]『竜よ燃えろ』そう強く念じた [03:42.630] [03:43.940]奇跡が巻き起こった [03:46.750]竜は炎に包まれ足を踏み外しマグマに落ちた [03:54.660]口にはきみがくわえられてた 再び念じた [04:00.590]『きみよダイヤモンドになれ [04:04.230]マグマにも熔けない』 [04:07.120]いつか必ずきみを救い出す [04:18.790]もっと魔法を極めて [04:26.240] [04:30.400]