[00:00.000] 作词 : Orangestar [00:00.003] 作曲 : Orangestar [00:00.07]真夏と少年の天ノ川戦争 [00:22.23]真夏の坂を駆ける自転車の [00:29.13]背景のお社のすぐそばで [00:34.49]らんランドセル放り投げそこで蹲る [00:39.76]少女を僕は見つけてしまったんだ。 [01:06.12]七月五日高一生の夏 [01:11.21]部活帰りの夕暮れに [01:16.27]のまれて消えてしまいそうなほど [01:21.68]小さな少女に話しかけてみたんだ。 [01:32.00]「どうしたの?」って。 [01:37.70]黙秘権の行使は [01:39.65]全国民に約束されてるけど [01:42.71]やっぱこうも鮮やかにね [01:44.79]無視られると正直くるもんがあるんで。orz [01:47.92]なんてごちゃごちゃと呟いたって [01:50.07]相変わらず黙り込んでた少女が、 [01:53.03]何の拍子にか立ち上がって叫ぶ [01:57.60]うっせーロリコン! [01:58.42]「くーちゃんを返せって腐れ童が!」 [02:00.36]「どこにいるのか答えろ!」って、 [02:03.40]飛び出した妄言 罵詈雑言 [02:06.34]うわ、なんかまた泣きだしちゃった… [02:08.60]「いや、僕は青春バカです。ハイ。」 [02:11.29]いや何言ってんだボクは! 僕は! [02:14.05]動揺でもしてんですか?ホントさあ、もう… [02:18.17]何なんだってんだ! [02:30.49]日はもう沈んじゃって [02:32.12]世界は少し蒼くなって [02:35.01]泣き疲れた少女は [02:37.32]冷静を取り戻して [02:40.11]『くーちゃんは猫です。 [02:42.29] この辺に住んでんです。』 [02:44.94]『でも、今日は何故かいないんです。 [02:47.97] どこへ行ったのでしょうか?』 [02:50.29]『よし、じゃあ明日探しに行こうか!』 [02:52.78]って僕は少女に提議したんだ。 [02:55.91]そしたら一瞬驚いて、 [02:58.44]照れくさそうに笑った。 [03:00.80]僕の夏よ爆ぜろ [03:04.07]旦明の一等星よ [03:06.59]追い風を感ぜよ [03:09.26]来世よ応答せよ [03:11.82]終盤戦争大成功 [03:14.58]大誓文大計早々 [03:17.44]僕らはただ [03:19.52]この場所に居たかったんだ… [03:33.22]翌日は結局ドンマイで [03:35.24]何の収穫も得られなくて [03:38.09]もうどうすりゃ良いかわかんないや! [03:40.36]心で叫んでも空しくて。 [03:43.06]僕は現実を振り払って [03:45.66]『明日にはきっと見つかるさ!』って。 [03:48.54]そんな僕に応えるように [03:50.80]笑う少女の笑顔が悲しくて…。 [03:54.83](悲しくて…) [04:14.87]太陽が頭上を通り過ぎた [04:22.39]部活帰りの昼下がり [04:25.26]僕は昨日と同じ場所へ [04:27.59]自転車漕いで向かっていた。 [04:30.32]眼前にその社がある森が [04:32.74]見える坂を下る途上で僕は [04:35.70]二、三人、いや三、四人の中学生と [04:37.98]その手にある袋が何故か気がかりで。 [04:41.39]取り敢えず僕は 少女の待つそこへ [04:44.21]到着はしたが 果たしてそこには [04:46.82]いつかの様子で 塞ぎ込む少女の [04:49.48]足元辺りに 猫くらいの獣の [04:52.25]首の無いぐちゃぐちゃの [04:53.76]亡骸が落ちていて。 [04:56.65]「狂ってんな…」 [04:57.84]大破した 感情制限 [05:00.33]爆声音 我を忘れて [05:04.04]走り出した狂犬の [05:06.87]背中を見たんだ [05:09.22]駆け上がった先に [05:12.04]群れる中坊兵を [05:14.51]殴り倒して叫ぶんだ [05:18.30]「わからねぇよっ!」 [05:20.20]吐いて 吐いて 吐いて 吐いて [05:22.54]泣いて 掴み取ったもんは [05:25.04]こんなくだらない現実でしかないんだろうか!? [05:30.56]絶え間ない殴撃と [05:32.72]痛痒の終末に [05:35.49]突き落とされて [05:38.27]この坂を転がってく [05:45.65]落ちてゆく [06:13.26]目を開ければそこは星の巴 [06:17.64]僕の手を掴み離さない [06:22.82]今は二人目を合わせないで [06:28.02]ただ空を眺めていた。 [06:34.99]