[00:00.000] 作词 : NakamuraEmi [00:00.039] 作曲 : NakamuraEmi [00:00.79] [00:01.51]画面の文字を見ながら [00:04.66]見えない相手を想像しながら [00:07.67]仕事はどんどん進んでいく [00:10.94]珈琲もどんどん減っていく [00:14.10]パソコンのキーを打ってたら [00:17.18]笑いながら母親が言った [00:20.24]「ネズミの足音みたい」 [00:22.28] [00:22.94]フット笑って手が止まった [00:25.53] [00:26.55]当たり前のこの音に [00:31.22] [00:33.14]埋もれていた [00:36.59] [00:39.15]夜明けに滴る雨の音 [00:42.31]カブの音とポストの音 [00:45.19]なんだか特別に聴こえて [00:48.06]ぐしゃぐしゃな顔で [00:49.81]ポストを開けた [00:51.29]ビニールがかかった新聞 [00:54.40]びしょ濡れで [00:55.62]届けてくれたんだろう [00:57.64]たったそれだけのことさ [01:00.56]たったそれだけのことさ [01:03.32] [01:04.01]なんか忘れてる気がした [01:08.58] [01:10.54]大切なこと [01:14.26] [01:16.81]好きな人の家に電話かけて [01:19.17]誰が出るかわからない [01:20.89]あの緊張は覚えてる [01:22.17] [01:23.05]行きたい場所へは地図で [01:24.61]あらかじめチェックして [01:26.04]時刻表はお財布に入ってて [01:27.83]あとは道を尋ねれば行けた [01:29.70] [01:30.62]待ち合わせの時間に [01:32.12]来なかったら [01:32.96]先に言ってるって [01:34.05]駅の伝言板へ [01:35.18] [01:36.01]電車で綺麗に小さくたたんで [01:38.05]新聞読める人が [01:39.24]なんかかっこよかった [01:40.63] [01:41.30]どんどん便利になったから [01:44.29]どんどん面倒が溢れて [01:47.49]でも全然人の心は [01:50.47]いつまでたっても便利にならない [01:53.77]「教育」の線引きの多くは [01:56.80]「体罰」となり始めた [01:59.78]ご近所と顔馴染みだった時代 [02:02.95]人間関係に悩む時代 [02:05.93] [02:06.59]あれあれ? [02:08.82] [02:09.67]その境目をこの目で見ていた [02:12.83]あれあれ?「大切なこと」 [02:18.69]料理みたいなラジオみたいな [02:21.83]レコードみたいなものかな [02:24.51]部屋には1人なのに [02:26.41] [02:27.12]誰かに触って話したような [02:30.62] [02:31.19]手紙みたいな新聞みたいな [02:34.47]万年筆みたいなものかな [02:37.34]1人なのに誰かに [02:40.50]触って話したような [02:42.74] [02:43.50]携帯がないそんな時代 [02:46.65]知ってる最後の世代かもしれない [02:50.36] [02:51.31]手間はちゃんと真心になる [02:56.22] [02:59.69]そんなこと思いながら [03:02.31]ビニールをとった新聞は [03:05.21] [03:05.87]読み終わると [03:06.66]うちの猫のおやつを置く [03:08.60]お皿になった