彼岸の花 作词 : くまりす 作曲 : ZUN 迷う指に触れる正しささえ 間違いと決めつけた愚かな罪を繰り返す夕日の様に ——いつの日も限りある彼岸の花 零れた砂に押し潰されないように途切れた言葉が紡ぐ過ち 代わる代わる流れる(過ぎゆく)色を 失くした思いを 凍えた指では(閉じた時間の中)掬えない 苛立ちも(溺れる様な) 悲しみも(抉れた傷が) 憎しみも(疼き出すして覚えた) 愚かさも(響き会う音)苦しさも 喜びへ塗り替える 円環の理に飲まれる罪を繰り返す朝日の様に ——いつの日も限りある彼岸の花 氷の上で咲き誇る強ささえも手にした雫に溶けて消えゆく 何処が遠い世界へ記した筈の手紙は滲んだ宛名で届かない 苛立ちも(溺れる様な) 悲しみも(抉れた傷が) 憎しみも(疼き出すして覚えた) 愚かさも(響き会う音)苦しさも (永遠さえも)流れ出す (刻の狭間で)涙さえ (藻搔くように求めた)喜びへ (許しの言葉)塗り替える