[00:00.000] 作词 : コウ [00:00.023] 作曲 : コウ/ショウ [00:00.47]「またいびきかいてる...」 [00:02.66]図書室の端の特等席が、春になって変なやつに取られた。 [00:04.37]私が隣に座るとすぐさま起きる。 [00:06.77]「今日も俺のほうが先だな、 ナツキ 。」 [00:08.47]「この道、なんかいいだろ?」 [00:10.63]この道が一本道で、どこまでも続けばいいと思った。 [00:13.29]それだけで良かったんだ。 [00:15.61] [00:23.88]「これは父さんの20年も前の夢の話だ。」 [00:25.62]もしこれを見ても、書き込んではいけない。 [00:27.57] [00:31.09]小さな白い体温 [00:32.98]大きな黒い太陽 [00:34.92]傾けてく溶け合った [00:38.50] [00:38.80]気付かないふり [00:40.55]好きじゃないふり [00:42.46]隠した顔が麻痺した [00:46.09] [00:46.65]ソラはいつまでもどこまでも本を読んでる [00:48.32]ナツキ が不思議だった。 [00:49.39]「今度はあの神社に行こう。 [00:50.32]願い札って知ってるか?」 [00:51.84]私はそんなおまじないよりすごいもの持ってるもん。 [00:52.94] [00:53.92]この街に行こう [00:55.79]この山に行こう [00:57.61]切り出すと怒られた [01:01.44]静かになれば手を引く君が [01:05.19]どうしようもなく愛しくて [01:08.65] [01:08.96]少女は古い本を読んだ [01:12.80]小さな願い叶えましょう [01:16.54]甘美な果実閉じ込められた [01:22.21]8月に [01:23.69] [01:23.86]求め過ぎたのは罪ですか [01:27.63]探しても君が”存在し”ない [01:31.46]解けかけた愛の糸を断つ [01:35.22]もしも僕が代わりに為るならば [01:40.01]今僕よ消えて [01:42.75]答えてよ 答えてよ [01:46.62]悲しい声は何度も気を掠めた [01:53.98] [01:53.98]八月、僕は何かを忘れた。 [01:55.44] [01:56.50]目を開けてみた君のいない部屋 [02:00.15]夢の中の言葉が [02:03.97]温かい耳に刃を当てて [02:07.70]憐れな僕を脅した [02:11.49]母さんが古い本を見せた [02:15.37]見覚えの無い汚い本 [02:19.14]そこに書いた文字の形が [02:24.52]好きだった [02:26.13] [02:26.44]時をこえて少年は愛を知る [02:30.14]幸せを満たしてく [02:34.03]優しい人は誰かに似てたんだ [02:38.06]お腹の中に触れた [02:41.52]脆くて弱いその記憶は [02:45.34]消えて消えて繰り返す [02:49.13]僕が終わるそれで済むなら [02:52.75] [02:53.01](今の妻ももちろん愛してる。 ) [02:53.05]僕と彼女に宿る命 [02:56.32](けど何か忘れてる気がするんだ。) [02:56.62]流れてく 流れてく [03:00.35]4月にはまだ声が消えて [03:03.92] [03:04.11]「あなた、いつも違う誰かを見てるみたい。」 [03:04.21]空は哭いて [03:06.19]馬鹿な筆を当てた [03:09.00]聞きたい知らない声を [03:11.54] [03:11:70]けどこの書き主にまた逢える気がする。 [03:11.85]生きたい会いたい [03:13.70]あの春の笑う顔が見たくて、ただ。 [03:24.50] [03:27.36]「4月4日、生まれてくるはずの命を取り戻す。」 [03:28.93]「メア、何見てるんだい?」 [03:30.60]「この思い出がびっしり書き込まれたページ、 [03:32.13]私の誕生日と同じなの。」 [03:33.60]「僕等には父さんなんていないじゃないか、偶然だよ。」 [03:36.53]「さぁ、今日も点数稼ぎに行くよ。」 [03:39.85] [03:50.54]「今日は早いじゃん、ナツキ。」