[00:15.32] [00:20.15]人に生まれ 人になるため [00:23.54]明日と言う名の 力バン背負って [00:27.42]有り触れた 未来を詰めた [00:31.22]配給の列は 大渋滞だ [00:34.78] [00:35.46]ただ望まれる事も [00:39.40]ただ選ばれる事も [00:42.98]この腕では 支え切れず [00:46.84]命は張り裂けた [00:50.85] [00:52.32]死にたがる動機はどうせ無いけれど [00:56.17]生きてみる道理もなくて [00:59.65] [00:59.97]これからもそれはきっと揺るがない [01:03.84]ならば今を生きている [01:07.39] [01:07.66]僕等何に縋ればいい [01:11.49] [01:19.64]人に生まれ 人になれずに [01:23.01]列は今では 墓場のようだ [01:26.75] [01:26.84]残された 未来の腐臭も [01:30.68]酸鼻を極め 明日ごと燃やした [01:34.64] [01:34.92]ただ許される事が [01:38.60]まだ信じられなくて [01:42.43]笑い者にされるならと命に鍵掛けた [01:50.29] [01:51.75]愛される事だけが全てだと [01:55.61]その教鞭を執るのなら [01:59.45]その教科書だとか図鑑とやらは [02:03.34]この胸にぽっかり開いた [02:06.66] [02:07.17]穴をどう説いているんですか [02:10.75] [02:30.08]頬を伝った 涙の跡を [02:33.66]追い掛けて 行き着いた先で [02:38.00]捨てられたまま 痩せこけていた [02:41.68]夢たちが凍えていた [02:47.19] [02:47.62]時だけが残酷に過ぎて往けど [02:51.30]変わらない胸裏の傷愴と [02:55.13]変われない置いてけぼりのの僕等を [02:59.02]過去たちが潮笑っている [03:02.38] [03:02.81]剥き出しの心は言葉と呼ぶ [03:06.68]雨霰に曝されて [03:10.50]息も絶え絶えになったこの脈を [03:14.37]どうかそっと暖めてくれ [03:18.14]その両手で暖めてくれ [03:22.49] [03:30.17]-END-