星砂 君のために出来ることが 僕にもまだ残ってるかな 今年の夏は二人きりで 泳ぎに行こうそう話していた 果たせない約束の責任は 僕が海まで持ってゆくよ 君は僕の答えを聞かずに眠る 僕は息をひそめて 僕の手は今君に届かないんだ それでも僕はこの手を伸ばし続けるよ 古いラジカセから聴こえた 歌は最近チャートから消えて 今年の冬はいつもよりも 厳しい寒さになるらしいね 変わらないぬくもりを守るには 今以上強く強くなろうと誓うんだ 君は僕の手のひらに揺られて夢見る そっとラジオをつけると ふいにあのメロディが聴こえてきたんだ 僕はおもわず涙を流すんだ 君があの空に浮かぶ月とするなら 僕は星砂みたいだ いつか僕が本当の星になれたら 君のひざに揺られて眠るんだ