[00:27.08]君は産まれ僕に出会い春を憂い秋を見た [00:39.35]記憶を辿る過程であどけない君の写真に [00:51.53]認めたのは僕が所詮季節すら知らない事 [01:04.19]現在では声を失くした君だけが映す月花 [01:17.77]「当てにならないことばかり」って [01:20.77]嘆いたこの舌の根でさえも [01:24.03]乾く前に期待を仄めかす [01:30.00]まるで手応えの得られぬ夜 [01:33.14]また一つ小さく冷えていく生命を抱いた [01:40.98]雪に生れ何時も笑い雨を嫌い此処に居た [01:53.28]確かなのは只唯一君のさっき迄の温もり [02:06.89]「何が悲しい?」と尋かれたって [02:09.92]何も哀しんでなど居ないさ [02:13.29]丁度太陽が去っただけだろう [02:19.19]微かな希望と裏腹に [02:22.45]ごく当たり前の白け切った夕日を迎えた [02:53.32]独りきり置いていかれたって [02:56.44]サヨナラを言うのは可笑しいさ [02:59.69]丁度太陽が去っただけだろう [03:05.68]僕は偶然君に出遭って [03:08.71]ごく当たり前に慈しんで 夕日を迎えた [03:18.13]さあもう笑うよ